ぬるりとお絵描き

絵の勉強、本とかブラシ紹介とか

【本紹介③】表情に関する本(2冊)

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評価:★★★★☆(初心者向け、作画がわりと良い)

 

漫画的な表情が学べる本。

表情を豊かにしたくて購入しましたが、一つの感情で複数の表情が見れてよかったです。

ただし、複数のイラストレーターを使用した講座本によくある画力の差が少々気になるところ。

 

補足として、口だけはきちんと自分で理解して参考にしたほうがいいです。

この本に限った話ではありませんが、口が理解出来てない方が何人かいたので、

そのまま参考にしようとすると怪しくなる可能性があります。 

 

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評価:★★★☆☆(初心者向け、作画が微妙)

 

上で紹介したものと大体同じ内容の表情本。

おそらくどちらか片方を持ってれば問題ないかと思います。

半分以上の方の作画が微妙だったので、個人的には上で紹介したもののほうが好きでした。

 

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個人的あれこれ。

 

漫画的なオーバーリアクションを描くのがすごく苦手だったので購入。

おかげさまで表情の知識に精通してそうな…と、言われることがありました。

これ以外にも実物の表情写真を海外のアーティストから購入して参考にしたりも。

【本紹介②】mignon氏の作画本

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評価:★★★★★(中級者向け、ツールや特典がphotoshop寄り)

 

実はあまり時間が取れてなくて本自体はがっつり読めておりませんが、特典が大満足でした。

特典はPhotoshop用のブラシ、mignon氏の作成したイラストのPDSファイル、動画など…

特に、Photoshopでの作画方法が斬新で、すべてマスク機能で塗ってるのははじめて見たので勉強になりました。

(大抵の場合は一部分にマスク機能を活用することが多い)

 

注意点① mignon氏の作画方法は地味にスペックが要求される、かも

かなり大きいサイズで描こうとしたとき、しょっぱいPCだと厳しい可能性があります。

(レイヤー数がめちゃくちゃ増えるのでメモリなどが必要になってくる。)

 

注意点② Photoshop以外だと再現が難しい、かも

PhotoshopとCLIPSTUDIOでは同じ機能があっても効果が結構違うので、

この本をもとにCLIPSTUDIOで描こうとするとかなりの労力を必要とすると思います。

特典もPhotoshop用のブラシしか配布しておりません。

CLIPSTUDIO用に無理やり変換する方法もありますが、

そもそもブラシの挙動がPhotoshopとCLIPSTUDIOとでは大きく異なりますので、

無理に変換したところで近いところまで再現させるのにブラシ設定の知識などが要求されます。

(ブラシの内容的に似たような代替ブラシは見つけやすい、かも)

Photoshop以外をメインにしてる人は要注意です。

 

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個人的なあれこれ。

 

パク・リノ氏の本を買ったあと、更に塗りを改善するために購入しました。

すでに大まかな方向性は決まっていて、あとはどうするかってところだったので、

ちょうど良いタイミングにこの本に出会えて大幅な改善が行えました。

厚塗りっぽさを残しつつ若干シャープに濡れるようになったので大満足。

【本紹介①】パク・リノ氏のチュートリアルシリーズ(3冊)

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評価:★★★★★(初心者~中級者におすすめ)

 

パク・リノ氏のチュートリアルシリーズ第一弾。

基本的な人物画の描き方を解説してくれている本。

非常に読みやすい文章で要点だけまとめてくれており、スっと入ってくるのがすごく良い。

初心者向けではあるけど、初心に帰ってイチから考え直したいと思ってる中級者にもおすすめ。

 

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評価:★★★★★(初心者~中級者におすすめ)

 

パク・リノ氏のチュートリアルシリーズ第二弾。

基本的な色塗りの技術を解説をしてくれている本。

お絵描きチュートリアル同様、だらだらと長い解説もなく読みやすい内容。

質感の出し方、光源の表現の仕方、レイヤー効果の説明など、様々な部分が補完出来ました。

今までの塗り方を捨てて、この本の指導通りイチから学びなおしてみたら、

パッキリとした厚塗りがかけるようになり、一皮向けたイラストを生み出せるように。

厚塗り的な塗り方を目指すならこの本1冊で中級者ぐらいにはなれると思います。

 

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評価:★★★★☆(必要かどうかは持ってる知識量による)

 

パク・リノ氏のチュートリアルシリーズ第三弾。

キャラクターを魅せるポージングなどが学べる本で、第一弾の「お絵描きチュートリアル」をもう少し掘り下げた感じ。

パースの解説なども交えながらポージングなどのコツについて学べます。

私はすでに知ってる内容があり、お絵描きチュートリアルと少しダブってる内容もあったので、

個人的には第一弾と第二弾ほどガツンとした情報が得られませんでした。

個人差の問題なので、本自体は買って損ということは全くありません。

 

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個人的なあれこれ。

 

購入当時、私は厚塗りをメインにしており、半端な知識が大量にある状態でした。

海外のイラストレーターから直接チュートリアルを購入したこともありましたが、

根本的な部分を理解しておらず、余計な知識がつくばっかりで迷走の一途。

上達の仕方もあべこべだったので(一応上達はした)、地獄のような日々でしたが、

偶然にも以前から好きだったパク・リノ氏(Rinotuna氏)の本が翻訳されたという情報を見て購入。

第一弾と第二弾で絵の描き方をイチから見直し、第三段でちょっとしたテクニックを頂き、

一皮むけたところで絵の仕事が急増したので、とてもありがたいチュートリアル本でした。